多汗症治療などにも用いるボトックス AGAへの効果

髪の毛を気にする

ボトックス療法は、ボツリヌス菌が産出する毒素から有害な部分を取り除いた成分を注入するという施術で、筋肉の収縮を抑制するという効果を発揮します。額のしわやほうれい線の改善など美容分野で用いられるというイメージを持たれがちですが、わきがや多汗症の治療にも用いられており、医師から重度の多汗症であると診断された場合は健康保険が適用されます。

さらに、このボトックス療法は、男性の多くが悩んでいるAGAを改善する効果も期待できます。これは、海外では既に学術誌に報告しており、非常に素晴らしいデータが掲載されています。どの様な仕組みでAGAが改善されるのかは明確ではありませんが、血管を拡張する作用により毛根に栄養素が滞りなく送り込まれるためと考えられています。

なお、AGAには臨床試験で98パーセントの被験者に不変以上の効果が確認されている内服薬による治療が主流ですが、アメリカで「post finasteride syndrome」として問題視されているようにある程度のリスクを伴います。これに対して、ボツリヌス療法によるAGAへのアプローチは、現在のところ何らかのトラブルが発生したという報告は1件もありません。